イギリスのインダストリアル・ブラックメタルバンド、Anaal Nathrakh の新アルバム「A New Kind of Horror」が2018年9月に発売されます。
▼#4「Forward!」
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Anaal Nathrakh
1999年結成、イギリス中南部バーミンガムを拠点に活動しています。メンバーはボーカリスト V.I.T.R.I.O.L.(ヴィトリオール)と、全楽器・プログラミング・ジャケットデザイン を行う Irrumator(イルメイター)の2人です。
現在までにアルバム9枚をリリースしており、最新作は2016年にアメリカの Metal Blade Records からリリースされた「The Whole of the Law」です。
結成後すぐに2枚のデモ音源とコンピレーションをリリース。2001年にデビューアルバム「The Codex Necro」をイギリスの Mordgrimm からリリース。Mayhem などノルウェーブラックメタルの影響を感じさせる荘厳なメロディ、耳を突き破るような V.I.T.R.I.O.L. の刺激的なボーカル、強烈なノイジーさで音楽の限界に迫るようなサウンドが評価を集めました。
以降2~3年おきにコンスタントにアルバムを発表。Mayhem の Attila Csihar がゲストボーカルとして参加している、2006年の3rdアルバム「Eschaton」で日本盤デビューを飾り、グラインドコア的なアグレッションとギタリスト Irrumator の奏でる、涙腺を揺さぶるような美しいメロディが更に洗練されていきます。
2016年には9thアルバム「The Whole of the Law」リリースに先駆けて、かねてから望まれていた初の来日公演を行いました。翌2017年6月には原宿アストロホールで2度目のライブを行うなど、ヨーロッパのみならず日本においても多くの支持を集めているバンドです。
▼「More Fire Than Blood」MV
▼「We Will Fucking Kill You」MV
アルバム「A New Kind of Horror」
全10トラック。前作から2年ぶりとなる10thアルバムで、Metal Blade Records から9月28日にリリースされます。
第一次世界大戦の恐怖、現代政治、イギリスの小説家 デーヴィッド・ハーバート・ローレンス の手紙などから、インスピレーションを受けた作品となっています。タイトルである「A New Kind of Horror(新たな恐怖)」とは、それらを意味しています。
ボーカリスト V.I.T.R.I.O.L. こと、デイヴ・ ハントは作品について「これは幸福なアルバムではない。苦しく、忌まわしく、風刺的で、暴力的で恐ろしく恐ろしく恐ろしい……しかし全ての人間が等しく持ち合わせているもの。それを表現した作品だ」と語っています。
グラインドコアを彷彿とさせる殴りつけるような重音ギター、浮遊感のあるSEや戦争を想起させるサンプリング音源など、ハードコアテクノ要素を大胆に取り入れつつ、どこまでも暴力的でミステリアスな Anaal Nathrakh にしか構築できないであろう、世界観が表現されています。
トラックリスト
全10トラック
1.The Road To…
2.Obscene as Cancer
3.The Reek of Fear
4.Forward!
5.New Bethlehem/Mass Death Futures
6.The Apocalypse Is About You!
7.Vi Coactus
8.Mother of Satan
9.The Horrid Strife
10.Are We Fit for Glory Yet? (The War to End Nothing)
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Anaal Nathrakh:Bandcamp